(生涯教育)「ワン・コイン古文書講座」は如何ですか?―安価でたのしく、くずし字を学ぼう―
・ちょっとお高い古文書講座 世の中は古文書解読の講座が流行りです。趣味をはじめるとき、誰しも「フラメンコやろうか」「英会話やろうか」「お料理やろうか」などといろいろ思案することでしょう。そのなかで遠い昔にロマンをもとめ、「古文書やろうか」と考える方々が増えてきたというのは、歴史研究に携わる者としてこんなに喜ばしいことはありません。古文書解読がふつうの趣味としての〝市民権〟を得たのです。それであちこちで古文書講座の案内のちらしをみることができます。
一般的にくずし字の多い古文書は難しいと思われています。年賀状に筆でくずし字がしたためてあれば、モウ、それだけで恐れ入ってしまう、という方がほとんどでしょう。しかし実際はくずし字といっても一般庶民までもが日常的に使っていた簡便な書体に過ぎず、意外なほどに単純で覚えやすいものです (よく考えれば、むかしの寺子屋では子どもさえもくずし字の読み書きを習っていたのです)。これは世間であまり知られていることではありません。「ホントに?」と思われる方は「百聞は一見に如かず」といいますから、いちどこの古文書講座にチャレンジされてみては如何でしょう。
ただ、この古文書講座で気になることは、たかい受講料で売っているところがあることです。参加しているひとから聞いたところによると、何と入会金が1万円、そのうえ一講座2000円~3000円とる教室があるといいます。実際わたしもそのパンフレットを拝見したことがありますが、なるほど面白そうな講座ではありました。この高いお金の対価として質の高い講座が受けられることは間違いないでしょう (営業妨害をしようというつもりはありませんのであしからず)。もちろん「よし、これから古文書を学ぶぞ」と最初から意気盛んな方の場合ならこれでも満足でしょう。
しかし「ちょっと試しに学んでみたい…」という方の場合、1万円以上のお金を支払うのはとても勇気の要ることで、躊躇してしまうひとは多いことでしょう (大学のコマの単位認定があるなら話は別ですが) 。
また、博物館などの主催する講座になると、やすい受講料であっても抽選制をとるところも少なくないようですから、講座数の多いわりには学習希望者の欲求を満たしているとは言い難いのが現状です。それでたかい受講料の講座でもそれなりの需要があるのでしょう。
・「ワン・コイン500円」宣言、「来る者拒まず」宣言 そこでわたしは最近になって古文書講座を開設したいと思うようになりました。もしわたしがそれをやるなら、会場さえ確保できれば、講座受講料は一講座(2時間)500円玉ワン・コインでけっこうだと思います(資料代含む)。入会金もありませんし出入りは自由です。いっさい「来る者拒まず」で定員制(抽選制)をとりません。1万人希望者が来たら来たで東京ドームでやりましょう。
もちろん質を落とすつもりはありません。しっかりじっくり親切にやって500円です。……思えば500円なんてすぐになくなってしまいますね。煙草2箱で500円、ガム5個買って500円、1リットル250円のジュース2本買って500円です。古文書講座もその程度ではないでしょうか。古文書を学んでみたいという方、お友達をみつけてみたいという方、煙草1日2箱は健康にいけないと反省している方、インターネット上だけでなくわたしという人間を実際観察してみたいという方 (そんなひといるかな?) は、是非いらっしゃいませ。このようなやすい受講料では、立派な機材をそろえることもおおきな宣伝もおこなうこともできませんが、みなさんに満足頂けるよう努力したいと思います。
ただし500円という格安の受講料なので、参加者が集まらないと採算がとれず、実現することはできません。それにはみなさまのご協力が必要です。もしこの趣旨にご賛同の方は下記のメールでその旨をお寄せ下さい。
※この記事は「ネタ」(ブログの記事を埋めるための冗談)ではありません。 ・生徒で参加をご希望の方はこちらまでメールをください。住所・電話番号をお知らせください。ふるってご参加をお願いします。参加希望者が一定数に達しましたらすぐに開講の手続きに入ります。 ・もちろんすでに活動されている古文書サークルの出張講師もこれと近い値段でお引き受けします。遠慮なくご連絡ください。条件なども逐一相談させて頂きます。 ・「講師をひきうけてもよい」という方もご連絡ください。資格は博士号学位をお持ちの方、あるいは単著(啓蒙書・新書を含む)をお持ちの方に限ります。講師陣にはいまのところわたし高尾善希・小林信也 (博士(文学)(東京大学) 『江戸の民衆世界と近代化』<山川出版社>の著者。小林信也ブログhttp://skumbro.cocolog-nifty.com/edo/「江戸をよむ東京をあるく」)がいます。 ・具体的な期日・場所はのちほどお知らせいたします。場所は東京区部になると思います。 ・この記事どうぞ転載ご自由に。この記事は高尾善希ブログ「江戸時代研究の休み時間」でも紹介しています。

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